組込み型統合システム開発教育プログラム

  • 背景

     近年の家庭用・産業用製品の多くは、機械、電気に加えコンピュータを組込み・統合することにより機 能の向上を実現しています。 しかし、このような「組込み型統合システム」の開発を担う技術者は不足しています。また,社会の国際化、技術の急激な進歩、技術者の 流動化に対応できる主体的かつコミュニケーション能力をもつ技術者が求められています。

  • 概要

     組込み型統合システムの開発においては機械・電気・コンピュータの深い独自の専門知識が必要であるとと もにこれらの分野にまたがる知識・技能が不可欠です。さらに、異分野の技術者が密にコミュニケーションを取りつつ、主体的にかつ協働して製品開発を行う 必要があります。このような開発ができる技術者を養成するために、異分野学生の協働製品開発作業、異分野学生間の発表・討議、異分野教員の指導、主体的開 発能 力育成により,このような製品開発に必要な知識とスキルの獲得・実質化をねらいます。本教育目標を実現するため、既存の複数専攻が協力して新教育プログラ ムをおこないます。

  • 特徴

    • 修士特別教育プログラム、学生定員10名
    • 組込み型統合システム開発技術の知識・技能の習得、異分野コミュニケーション能力・主体的開発能力育成を教育目標としま す。
    • 異分野の学生が協働しての開発作業を演習・研究・修士研究でおこないます。
    • 同学生グループの指導は既存の複数の専攻(機械・電気・コンピュータ系)の教員が集団でおこないます。
    • 上記の開発過程に対し、教員に加えて企業の技術者からも助言をもらいます。
    • 分野を超えて共通する組込み型統合システムで特有な知識は、新設の科目により習得します。
    • 分野別の深い専門知識は既存の専攻の講義科目により習得します。
    • 主体的能力育成にために、問題発見・解決を演習・修士研究で実践的に行います。
    • 主体的能力育成のために外部発表などの学外活動を推奨します。
    • TA,異分野学生への教育体験を通じて自主的かつ継続的学習方法の獲得をおこないます。
    • 質疑応答形式の授業の採用により、コミュニケーション能力育成をおこないます。

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